今、皆さんが頑張って作り上げているかっこいいスリムなカラダ。いつまでもキープしたいですし、もちろん筋トレはずっと続けたいですよね。
しかし、それらの障害となるのは、誰にでも訪れる「老化」です!この「老化」、筋トレをハードにしていれば老化防止になると思っていませんか?
実は老化防止と大きく関与しているのは、ハードな筋トレで鍛える事のできるアウターマッスルよりは、体の深層部にあるインナーマッスルの運動と筋トレが効果的なの知ってますか?この「インナーマッスルが鍛えられているかどうか」、それこそが、老化現象の速度を左右すると言っても過言ではありません!
今回は、インナーマッスルの筋トレによる老化防止をご紹介します。
インナーマッスルと老化について
インナーマッスルは主に、骨や関節、内蔵の位置を正常に保つ大きな筋肉の補助として機能してスムーズな動きをサポートするといった役割があります。
このインナーマッスルが衰えると、「姿勢が悪くなる」、「腰痛や肩こりがひどくなる」といった日常や運動での動きが鈍くなるいわゆる「老化現象」がおきます。
また、内蔵が下がる事による内蔵疾患などの原因ともなります。
インナーマッスルとアウターマッスルについて
筋肉には大きく分けて「インナーマッスル」と「アウターマッスル」があり、それぞれの役割も異なります。「インナーマッスル」は先述した通りで、骨や関節、内蔵の位置を正常に保つ大きな筋肉の補助として機能し、スムーズな動きをサポートするといった役割があるのに対して、「アウターマッスル」は重いものなどを持った時に力を発揮します。
実は、この2つの筋肉は鍛え方が異なるため、どちらも鍛えなければバランスが悪くなります。本来の体の機能や動きを最大限発揮することができません。
例えば、ハードな筋トレでアウターマッスルばかり鍛えていても、インナーマッスルは鍛えられていない場合、そのままバランスが崩れていくと、姿勢が悪くなるなどして、ちょっとした事で骨折したり腰を痛めやすくなるといった影響が出てしまうのです。
また、ぽっこり下腹や垂れたヒップなどもインナーマッスルの弱さが大きな原因だったりします。腹筋のアウターマッスルをハードに鍛えても、いつまでたってもぽっこりお腹のまま。。。なんて事もあるのです。
インナーマッスルを鍛えることによる老化防止とは?のまとめ
老化防止にはインナーマッスルを運動や筋トレで鍛える事が重要だというのはご理解頂けましたでしょうか。ここで一度、インナーマッスルを鍛えることによる老化防止効果をまとめてみましょう。
①姿勢が良くなる
姿勢が良いと、見た目が若々しく見えるだけでなく、全身の筋肉をまんべんなく使えたり、筋トレを正しいフォームで行えたりするなど、カラダを若々しく保つための条件が揃います。
また、悪い姿勢は血液の循環を鈍らせるため、肌の老化や老廃物の蓄積なども招きます。
②肩コリや腰痛、ケガの防止に繋がる
肩コリや腰痛そしてケガが頻繁に起こること、それ自体が老化と言えますが、さらに悪いのは運動する機会が減り、老化を加速させるという事です。いつまでもスムーズに使えるカラダを持つ事こそが老化防止には必要です。
③内蔵疾患など病気の原因を防ぐ
インナーマッスルは関節や骨のみでなく、内臓の位置も正常に保っています。内臓が下がると内蔵疾患の原因ともなるため、これら病気を防ぐ効果が期待できます。
おすすめのインナーマッスル筋トレ方法
インナーマッスルを運動と筋トレで鍛え、老化防止に効果的な方法を3つご紹介します。
アブドミナルスクイーズ
まず、床に仰向けに寝て、ヒザを曲げます。腹部の筋肉をリラックスさせたら、準備完了です。
次に、下腹に空気を送り込むように、鼻からゆっくりと息を吸い込みます。
できるだけ息を吸ったら、その空気をしぼり出すように、口から息を吐き出しましょう。
※このとき、腹直筋に力を入れてお腹をへこまさないようにしましょう。
この動作を繰り返します。まずは10回×3セットぐらいから始めてみましょう。
効果
腹筋よりもさらにお腹の深いところにある、腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋群を鍛える事ができます。腹筋のインナーマッスルを鍛える事は体幹の強化やウエストがシェイプされたラインづくりに役立ちます。
ホリゾンタル・サイ・スタンプ
まずは「気をつけ」の姿勢をとり、そこから兵隊のように「行進」をするイメージで、腕を大きく振りながら片方の足を上げます。
この時、太ももが床と並行になるまくらいまで足を高く持ち上げるようにしましょう。そして、足を上げたままの姿勢で約一秒間ほど静止します。
次は反対の足を上げます。腕の振りも同じく左右逆にし、足を高く上げて静止しましょう。
この動作を左右交互に繰り返します。まずは15回×3セットぐらいから始めてみましょう。
効果
腸腰筋(ちょうようきん)を鍛える事ができます。
腸腰筋は太ももを上に引き上げる役割があるため、腸腰筋を鍛える事は、筋肉をしっかりと使う歩き方、スポーツでの足の振り上げ動作の強化に役立ちます。
ヒップウォーク
床に座って、足を前に伸ばします。
次に、左の膝を少し曲げ、お尻の左の方だけ一歩前に踏み出します。
このとき、左腕もにまげて前に振り出してください。
呼吸は、お尻を前に出すとき息を吐き、お尻が床に付いたら吸うようにします。可能な限り、背筋は伸ばしたままにしましょう。
次は逆です。右のお尻を浮かせて、一歩前に踏み出します。腕も同じく、右腕を前に振り出します。
これを左右交互に繰り返して、前進します。
10歩の往復×3セットを目安に始めましょう。
効果
腸腰筋に加え、骨盤周りの筋肉を鍛える事ができます。姿勢のゆがみ改善や正しい姿勢づくりへの効果が期待できます。
まとめ
老化防止の鍵を握るのは、インナーマッスルだったとは意外でしたか?
老化は他人事ではなく、成長期を過ぎたら、刻一刻と進むものです。
そして老化が進んでからでは、もう手遅れ!
なんてことにならないように、先回りして防止する事が重要です。
インナーマッスルの運動や筋トレは、ちょっとした空き時間にできるものが多いのでどんどん取り入れて、いつまでも若く、そしてかっこいいカラダをキープしましょう!