握力の平均値を紹介していきます。男性・女性、年齢別や小学生と成人別の数字などへ分けてあるので、参考になるはずです。運動の向上や病気の予防にも握力の平均値を知ることは有効です。
筋トレにはもちろんのこと、日常の生活においても握力は大切ですよね?握力が強ければ、あらゆるパフォーマンスが上がります。スポーツでも、上半身を使うものであれば、握力が強ければ強いほど、高い成果を期待できるようになりますよね。
そんな根本的に大切な握力。たまに、りんごを割る握力を持った人がいたりしますが、そこまでいかなくても強い握力を手に入れたいものです。
今すでに握力を一生懸命筋トレしている人は、自分の握力が全体の中でどの程度に位置しているのかを確認したいことも多いかと思います。そして、握力の筋トレをしていなくても、自分の握力は大丈夫なのか知りたくないですか?
そこで、今回は握力の平均値をまとめてみました!そして、握力の平均値をベースにして、今の自分の握力がどの程度優れているのか、優れていないのかも評価別にまとめました。
是非、握力の平均を確認して、筋トレで力を上げていきましょう。
握力の平均値表(年齢・男女別)
成人の方は、中学・高校の頃は一年に一度握力を測っていたかと思います。その時の数値を今でも覚えていますか?あなたの握力は平均値位でしたが?
今現在の年齢に紐付いた握力の平均値を男女別で表にしてみたので、まずは確認してみましょう。
握力の平均表 | ||
---|---|---|
年齢(グループ)別 | 男性 | 女性 |
6歳 | 9.53kg | 8.72kg |
7歳 | 11.16kg | 10.35kg |
8歳 | 12.99kg | 12.10kg |
9歳 | 15.03kg | 14.11kg |
10歳 | 17.36kg | 16.55kg |
11歳 | 20.04kg | 19.74kg |
12歳 | 24.64kg | 21.93kg |
13歳 | 29.93kg | 24.35kg |
14歳 | 35.70kg | 25.48kg |
15歳 | 38.68kg | 25.67kg |
16歳 | 41.31kg | 26.45kg |
17歳 | 43.18kg | 26.78kg |
18歳 | 41.93kg | 26.70kg |
19歳 | 42.57kg | 26.38kg |
20-24歳 | 47.31kg | 28.22kg |
25-29歳 | 47.50kg | 28.47kg |
30-34歳 | 48.00kg | 28.61kg |
35-39歳 | 47.86kg | 29.37kg |
40-44歳 | 47.31kg | 29.47kg |
45-49歳 | 47.12kg | 29.31kg |
50-54歳 | 46.57kg | 28.06kg |
55-59歳 | 45.18kg | 27.10kg |
60-64歳 | 42.67kg | 26.17kg |
65-69歳 | 39.73kg | 24.77kg |
70-74歳 | 37.67kg | 23.75kg |
75-79歳 | 35.07kg | 22.27kg |
この表を参考にして分かるのが、成人であれば、男性の握力の平均は約47.5kg、それに対して女性は29kgといったところでしょうか。計測した年度によって多少のばらつきがありますが、一般的に成人男性であれば45~48kg、成人女性であれば、28~29kgと言われているので、それを握力の平均値として考えて問題ないと思います。
ちなみに表を見るとわかる通り、子供の頃は男女に大きな違いはみられませんが、成長とともに男女の握力の平均値に大きな違いが出てきます。成人だと20kg弱の違いが確認できますね。
その他年代別握力の平均値
ちなみに、成人(20〜49歳)の握力の平均以外は次のような範囲で収まるようです。
- 小学生低学年(1〜3年)
- 男性:9~15kg
- 女性:8~14kg
- 小学生高学年(4〜6年)
- 男性:16~25kg
- 女性:15〜24kg
- 中学生
- 男性:30〜40kg
- 女性:24〜26kg
- 高校生
- 男性:40〜44kg
- 女性:26〜28kg
- 50代以上
- 男性:42kg以下
- 女性:26kg以下
まずは、上記を確認して自分の握力が平均以上なのか以下なのか分かったかと思います。それでは、次に、自分の握力が日本の全ての人口の中でどのような評価になるのかをご紹介していきます。
平均値から見る自分の握力の評価とは?
今現在のご自身の握力の数値はわかりますか?もし数値が分かるのなら、以下の評価を参考にして自分の握力がどのレベルに位置しているのか確認してみましょう。
ちなみに、全ての人口の平均値となっているので、成人の方にとっては参考にしやすいかもしれませんが、未成年の方には数値が上ぶれているかと思うので、あまり参考にならないかもしれません。
握力の評価表
※年齢関係なく全ての人口のデータをもとに評価
評価別 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
素晴らしい! | >64kg | >38kg |
とても良い | 56-64kg | 34-38kg |
平均より高い! | 52-55kg | 30-33kg |
平均上位 | 48-51kg | 26-29kg |
平均下位 | 44-47kg | 23-25kg |
貧弱 | 40-43kg | 20-22kg |
超貧弱 | <40kg | <20kg |
もし、今ご自身の握力が男性で64kg以上あるのなら、それはとっても誇れること!
ちなみにりんごを割るにはコツを掴んでない場合、80kgの握力が必要となると言われていますが、コツを会得できれば65kg前後の握力で潰せるよう。
つまり、りんごを潰せれば握力の評価としは、素晴らしいということですね。
ちなみに、握力の平均というところでは、上位と下位グループに分けてあります。大体このレンジに入っていれば直ぐに握力を筋トレして向上する必要性は今のところないでしょう。
しかし、貧弱や超貧弱と評価される場合は、今直ぐに握力の改善のために筋トレを行いましょう。日常生活でもある程度の不便さを感じてしまうレベルの力ではないかと思います。
握力が弱いと認知リスクが2倍に!?
握力の平均値を見てきましたが、最近の研究によると、握力が弱い人は認知症を発症するリスクが2倍になるといった研究結果も出ています。
男性の場合では握力が26kg未満、女性の場合は握力が18kg未満の場合に、認知症の発症率が平均的な人と比べて2.1倍まで高くなるという報告がなされています。(参照:yomiDr.)
握力が弱くて認知症のリスクが高まるのか、又は別の原因があって握力も弱まり認知症のリスクも高まるのかは、その因果関係がまだ詳しくは確認できますせんが、注意したい研究内容です。
他にも握力が弱い人は、死亡リスクも高まるといった報告もなされているぐらいなので、握力が平均よりかなり低い人は、しっかりと鍛えておいた方が良いかもしれませんね。
握力の世界記録とギネス記録について
握力の世界記録は国内の一部の情報では、マグナスサミュエルソンが記録した192kgと言われており、またギネス記録にも残っているとされますが、実際のところギネス記録でそのレコードを見つけることは出来ません。
そのため、実際のところ確実な握力の世界記録は分からないというのが実情。
さらに、握力の記録といっても測り方には様々な方法があるため、統一された計測方法による世界記録というのは曖昧であるのが現状です。
ちなみに、あの元WWEのプロレスラーである「ザ・ロック」ことドウェインジョンソンも、192kgを記録したという話もあったりします。
あくまでも噂の域を出ませんが、192kgぐらいがおおよその握力の世界記録だと覚えておけば良さそうですね。
おまけ:他の動物の平均的な握力
- ゴリラの握力
400~500kg
- チンバンジーの握力
200~300kg
- ニホンザルの握力
30kg(体重:10kg前後)
※人間だったら体重60kgの人で握力180kgあるのと一緒!
人間の握力世界最高記録が200kgもない中で、他の動物の握力の平均値は凄まじいですね。
上の3種類の動物の中で唯一勝てる相手のニホンザルでさえ、体重10kg程度しかなくても握力30kgですからね。どんなに人間が握力を鍛える筋トレをしても到底自然界の動物には敵わないようです。
ちなみに、猿以外の動物の握力データは海外の情報でも見つけられなかったのですが、一部にコアラの握力最強説もあるみたいですよ(どこまで信憑性があるか疑わしいので載せてません)。
興味があれば是非ご自身でご確認を!
握力の平均とは?男性・女性・年齢・小学生・成人別、筋トレの参考に!のまとめ
握力の平均値がわかれば、自分の立ち位置がわかって、今後の握力の筋トレにも弾みがつきますね!
握力を筋トレすることは普段の生活からスポーツまであらゆる分野でのパフォーマンスを高めることが出来るので、是非筋トレをしてみましょう。ちなみに、握力は筋トレしても一番効果が出にくい箇所なので、地道にコツコツと長期戦を頭に入れて鍛えていきましょう。