「アレ・・・!?昨日あれだけ筋トレしたのに、今日は筋肉痛にならない」「何だか最近、筋肉痛にならない。筋トレはかなり追い込んでいるのに・・・」
こんな風に、「筋肉痛にならない」」「筋肉痛がない」という時に、その筋トレは意味がなかったと思って、落ち込んでしまっていませんか?
激しい痛みのせいで、例え日常生活に支障をきたしたとしても、「これは筋トレがきいている証拠!」と思うと、痛みさえも吹き飛んでしまう筋肉痛(筋トレ愛好家独特???)。
その逆で、筋トレの翌日に筋肉痛にならない、筋肉痛がないという状態だと、急に不安になるのも当然と言えるでしょう。
しかし、筋肉の発達において、果たして筋肉痛は必須条件なのでしょうか?
実は、このような疑問を抱き、モヤモヤしている筋トレ愛好家も多いのです。
という訳で!筋トレに関する疑問は何でも来い(あまりハードルを上げたくないのでお手柔らかに!)の、筆者が、今回は「筋肥大に筋肉痛は必要なの?」この疑問をスッパリ解決していきたいと思います。
モヤモヤしたままの筋トレは効くものも効かなくなりますよ!筋肉痛で一喜一憂してしまっている方は必見です!
筋トレをしても筋肉痛にならないこともあるの?
筋トレを始めてある程度の時期を過ぎると、あまり筋肉痛にならなくなった、思い切り追い込んだのに、軽い筋肉痛しかこなかった、というご経験はないでしょうか?
こんな時、筋トレが効いていないと思って、少し不安になりますよね?
さて、「筋トレをする=必ず筋肉痛になる」と思われがちですが、果たして、実際に筋トレと筋肉痛はセットなのでしょうか?
筋トレ後も筋肉痛になることもあれば、ならないこともある
「筋トレをしても筋肉痛にならない、筋肉痛がないという事はあるのか?」この問いに関する答えは、結論から言うと、”YES”であると言えます。
筋トレの質が悪いために、筋肉痛にならないという事もありますが、正しく行えていた場合でも、筋肉痛にならない、筋肉痛がないという事はあるのです。
筋肉痛の一般的に言われているメカニズム
では、筋肉痛はなぜ発生するのでしょうか?これに対する研究は何年にも渡って行われており、様々な説がありますが、一般的によく言われているのは
「運動によって生じる疲労物質『乳酸』の一部が、筋肉中の毛細血管に長時間残ると、筋肉への酸素供給を阻害する原因となり、その結果、鈍痛を起こす」というものです。
筋肉痛について科学的に証明された根拠はあるのか?
しかし、先述のように、筋肉痛の原因解明に関する様々な研究は繰り返されていますが、未だ、科学的に証明され、統一されている学説はありません。
そのため、科学的に見るとまだまだ完全に解明されていないのが筋肉痛のメカニズムなのです。
筋トレ=筋肉痛は絶対条件ではない
筋肉痛の発生のメカニズムに関して、科学的な根拠はないという事からもわかるように、筋トレをしたら筋肉痛になるというのは絶対条件ではありません。
つまり、しっかりとした筋トレをしている限り、筋肉痛にならないからと言って、その筋トレは全く意味がなかったとは言えないのです。
筋肉痛がない場合でも筋肥大が起こるのか?
では、「筋肉痛がない場合でも筋肥大が起こるのか?」この疑問は皆さんが最も気になる所だと思います。
その答えは、筋肉痛にならなくても筋肉は成長すると言えます。
その理由としては以下をあげる事が出来ます。
- 筋肉にはサバイバル力とも言える、外部環境に対する適応能力がある。つまり、筋肉に負荷や刺激を与えると、次にもっと強い負荷や刺激が来ても負けないように、成長が促進される。
- 成長ホルモンの分泌には、筋肉の発達を促進する働きがある。筋トレで乳酸を発生させると、成長ホルモンが分泌されるため、筋肉の発達に繋がる。
つまり、筋肥大において重要な事は「筋肉痛になった・筋肉痛がある」又は「筋肉痛にならない・筋肉痛がない」ではなく、上記にあるように、筋肉に対して、筋肥大に繋がる刺激を与える事、筋トレによって、成長ホルモンを分泌させるという物理的、科学的プロセスであるという事になります。
筋トレにおける筋肉痛との付き合い方
では、筋トレにおいて筋肉痛はどのように付き合っていけばいいのでしょうか?
この問いに関しては、以下をご参考にしてください。
筋肉痛は目安程度に
筋トレを行った後に筋肉痛になる、ならないに関わらず、筋肉痛はダイレクトな体の反応だと捉えて、筋トレの目安程度にしておきましょう。
目安程度という認識であれば、筋肉痛にならないからといって、落ち込むことはなくなります。
筋肉痛は達成感を感じる指標に
筋トレを成功させるには、モチベーションの維持が重要です。筋肉痛になったら、「これも体の反応のひとつ」として、達成感を感じる指標にしましょう。
筋肉痛は、筋肉の発達のための超回復のチャンスです。
休みが必要なサインと思って
筋トレにおける失敗のひとつとして、「筋トレをやりすぎてしまう」という事があります。
筋肉痛がおきたら、休みのサインと思って、休養を取り入れましょう。休みをしっかりと取ることも筋トレの一部です。
筋肉痛についてはこんな記事もあるよ!
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さて、筋肉痛にならない・筋肉痛がないというトピックについてお話ししてきました。筋肉痛にならない・筋肉痛がない場合でも、不安にならなくてOKとわかって、安心していただけましたか?
ただし、質の悪い筋トレをして筋肉痛がないのはダメです!この点には気をつけておきましょう。
ところで、この筋肉痛は、なった時に痛みを引きずるのはよくありません。
出来るだけ早くリカバリーをして、次の筋トレや日常生活のパフォーマンスを落とさないようにしましょう。
そのためには、筋トレ後のマッサージやストレッチ、入浴などがおすすめです。
タンパク質をはじめとする必要な栄養もとって、しっかりと筋肉を休めてあげましょうね!